謹賀新年

ちょっと遅くなりました。
笑ってはいけないは面白かったですが(今崎ホセとか)、ストーリー性はもう無いみたいですね。


DNA実験
予備実験の結果がよろしくない。抽出はできてそうだけど、断片化が激しいようで増幅してくれる確率が低い。貴重な標本から背骨を切出すかどうか話し合った結果、それはしない方向になり。結局、連続時系列データを得るのは諦めて、ポイントになる年代に絞って、そこでサンプル数を増やしてやることに。そんな感じでちょっと不安ですが、本実験を開始しました。早速、サンプルを切出して粉砕をしてプロKインキュベート3日間。


HTPD論
共著者の人たちから返信。モヤモヤしていた部分が、もらったコメントのお陰ですっきりした。原稿もすっきり改訂できた気がする。


新年めでたく、MMH論文がオンラインになりました。フェノロジーのことを書いていますが、一番主張したいことは、気候変動と生物多様性の研究を群集生態学でもやりませんか?ということ。


以下は、最近書いた学会誌へのニュースレターからの抜粋。
「気候変動がこのまま進行したら生態系はどうなってしまうのか、今や社会全体の大きな関心事である。研究者に限らず多くの人が沢山の種が絶滅すると危惧している。例えば、地球温暖化で高地や高緯度地方の生物は減少するだろうと。実際、最近のIPCCの報告によれば、産業革命前に比べて地球の平均気温が4度上がると40-70%の種が絶滅すると予測されている。果たして、このような予測はどれくらい尤もらしいのだろうか。群集生態学の視点から言えば、ある種が減少すれば、その餌や競争者は潜在的な利益を得る。だから、気候変動の影響はある種にはマイナスでも、他の種にはプラスになる可能性がある。しかし、現在行われている生物多様性への影響予測において、実は種間関係や影響の種間差は殆ど反映されていない。なぜならそのような情報は殆どわかっていないからだ。生物多様性の将来予測は、生態学ではなく、相互作用やメタ群集、適応といった生態学の基本概念を持たない気候学や地球惑星科学の研究ニッチになっている。...」


実証研究でちゃんとやるとすごい大変だと思うけど、インパクトは大きい


「最近自然界がおかしくなっている、温暖化の影響か?」というよく聞くニュースに違和感を感じる人はいませんか。発表者の多くは実は生態学者ではないのですよ(個人的偏見を含む)。


年度末までにやること
・DNA実験でできるだけデータを得る。執筆は来年度。
・HTPD論文の投稿。学会までに要リバイスで返ってくれば嬉しい。
・胃内容論文。そろそろ返事が来る頃。要リバイスなら嬉しい。
・学会準備はもう終わったことにする。スライドを少し直すだけ。
・繁殖干渉論文、地理的モザイク論文、PPMR論文II。片付けましょう!
・引越しと渡航の準備。これがめんどい。車は実家で保管できることになりそう。
・某宴の準備
・近郊の温泉巡り


来年度はやること
・イサザDNA論文の執筆
・イサザPPMR論文の執筆
・ATE論文のモデル作り。これをやらないと。
・就活


ジョグ
走り始めで木曜12㌔