発表は会話であり芝居でもある

芦生エクスカーションは初日は雨でしたが、雨の森と翌日の晴天の森のコントラストも素晴らしい感じ。シカ排除柵内で本来の植生が回復することを紹介してもらう。そのプロジェクトでは、集水域の水質や水生昆虫への影響も見るらしい。原生植生に依存する昆虫も見たら良いと思う。そんな話をしたら、Oさんが「当たり前や。わしは前から言っているんや」と言っていた。夜は多少のお酒も入りましたが、それよりもライトトラップのほうが盛り上がっていたようです(自分は12時くらいには寝ましたが、他の人は結構遅くまで)。それと数匹だけでしたがホタルもいました。ちなみに、ホタルの幼虫のほとんどは陸棲です。知っていましたか?


1泊2日のエクスカーションで6時間も研究発表があり、これがちょっと疲れました。一人30分は長かった気がする。英語だからと言って、原稿棒読みの発表はやめたほうがよい。文法もロジックもまだ未完成なのに雰囲気だけ流暢にしても中身が理解できない。文法とかもっと適当でいいから、聴衆が理解できるように話す内容を吟味してほしいし、丸暗記するくらいの努力をすれば良いと思う。それと折角、司会がタイトルや演者や所属を紹介しているのに、それをリピートしている人がいる(シンポジウム本番でも)。時間の無駄だし、台詞通りにしか話せないのかと思ってします。1対1で誰かと話すとき、言いたいことを伝えるためには、台詞を用意するのではなく、相手の表情を見ながら理解しているか確認したり、難しそうなところは別の言葉で言い変えたり、図を使ったり(そのためのスライド!)、そういうコミュニケーションが必要なのだろうけど、まるで朗読会。センターに外人がいるのは良い機会です。英語で「こなす」感じに挑戦してほしい。


自分はそれとはまた別のことを直したい。こないだ恩師には発表に迫力がないと言われた。"I was everywhere"の人にもあれじゃアメリカ人は興味持たないと言われた。アメリカ式の発表が良いとは思わないけれど、自覚している問題です。「理解できる」から「面白い」発表へ。どうしたもんだろうか。パトスが足りないのだろうか。週末は本学でシンポでした。招待講演の人はやっぱり面白いし、内容も分かりやすい。


ネタを構想中
一つは適応のモデルです。今週センター来ませんか?
あと昆虫の継代飼育が得意な人を探しています。とりあえずは何の虫でも良いです(虫じゃなくても良いかも)。


MMH論文は投稿に移りました。
胃内容論文はZの解析が加わり、原稿のまとめに移っています。
査読コメントを書いて送りました。
論文紹介の文献に目を通しています。IFが更に上がったように、レビュー論文が増えているようです。
こないだ出した某公募は正式に不採用通知が来ました(T^T)
9月に東京でちゃんとした発表をしなければいけないことになった。