ESA@オースティンIV

6日目
午前中は種内変異の生態学的効果のシンポジウムへ。最初の二人は、種間競争のためにアレロパシー物質を出すと、そのコストのために種内競争で負けるという状況で”種内競争有りー種内競争無し−他種”のじゃんけんゲームで共存可能じゃないかという実験とモデルの話。これは、僕のシクリッドの種間保育の話と似ている。僕はもう興味を失っているのだけれど、覚えていたら論文を送ってみよう。エルナーやボルニックの話はもう論文で読んでいたので確認程度に。他は無理やりテーマに紛れ込ませた感じの人も居たり。聴衆が多くて、やはりホットなトピックなのだろう。午後も適当に聞き回って、でもまだ時差ボケもあり睡眠休憩も入れて。で、ポスターを見回って、円高ついでに本を衝動買い。夜は日本人グループでスシレストランへ。


7日目
最終日で午前中のみ。大御所の学生の話を聞きに行って、後は遅出しポスターを見て回る。台湾大から来ているマスターの学生がいて挨拶をする。一人で来ていて、アメリカへの留学の下見らしい。それと、YMNKさんのポスターを聞き、モデルネタを思いついたので、スタバに行って軽く打ち合わせをする。面白い話になるはず。既にやられていないか要チェック。午後はレンタカードライブ。FKMRさんが運転。まずはテキサスBBQで腹ごしらえ。その後、テキサス大のフィールドステーションに行き、IKDさんは虫トラップの設置。乾燥した植生にカタツムリが付いていてムサムサと葉を食っていた。クモもでかい。実験池も有意差が出ている。でもとにかく歩き回るには暑い。で、テキサス大に戻ってリーボルト研を見学。准教授らしき人に「お前らは全員生態学者か」と聞かれ「そうだ」と言ったが、後で聞けば彼は院生らしく、お前はまだ学位を持っていないじゃないかと突っ込むべきだったと後悔。FKMRさんの愛するプランクトンを見せてもらう。メタ群集の実験ですが、マイクロコズム間の移動はごっちゃにせず、分散の種特異性を考慮できたほうが良いと思います(多分)。で、サンアントニオまで高速を走らせる。運河の街らしく、リバーサイドウォークを満喫。船にも乗る。夜食はメキシカン。あ、同行者はいつものISKWくんとKDくんです。アメリカを旅行するときはISKW君を連れていくと便利です。


モーテルに戻ると12時過ぎ。明朝は4時にタクシーが迎えに来る。部屋を片付けつつ、寝ずに待つことにしている。