プロスワン

評価にはいろいろあると思います。まず採択率が高いという指摘がありますが、レビュー自体はちゃんとしていたと思います。以前にこのジャーナルに出していた人がそう言っていたので投稿を決めたのですが、その通りです。決してザルではありません。いわゆる一流紙に出した時には、一般的ではない、驚くべきではない、予想通り、と言ったコメントをもらいました。確かにその通りで、商業雑誌には受理できる論文数に限りがあるのも判ります。ですが、それが理由で公に発表できないというのは悲しいことだと思います。論文をうまく書ける(人を納得、魅了できる文書を書ける)人は、たとえ結果が相対的に重要ではなくても、そのような一流紙に載せられるでしょう。そのような技術は常に向上させるべきです。ですが、極端な話として、これには触れてないねーというメジャーコメントが一つ付くだけで、リバイスで修正できるのに、その機会も無くリジェクトされることがあります。もしくは、このレビューアー全然判ってねーというコメントを受け取った経験は誰もがあると思います(その場合でも自身の執筆に問題があることは承知の上です)。一流紙は基本的には粗を見つけてリジェクトをする視点でレビューをします。ここにはレフリーやエディターとのやり取りで論文の質の向上という姿勢はありません。多くのレビューアーが多忙なのは承知してますが、悪く言えば、怠慢。なので、結果は面白いのに議論が稚拙だからリジェクトというのは、もう少し何とかならんかなと、英語をうまく使えない人間は考えたりもするのです。プロスワンではテクニカルな内容にこだわって、そのようなやり取りをしてくれたと思います。とか何とか。


何はともあれ、ピュアな実証研究の主著論文を初めて出せたのが嬉しいです。


ジョグ12㌔