休眠卵論文

再改訂の戦略を練る。選択肢は2つ。(1)こちらの主張を押し通して、再計算をしないで、原稿とレフリーへの返信でそれを納得させるための文章を書くか、(2)レフリーの言う通りに再計算して、必要であれば新しい予測に基づき原稿を修正するか。どちらも同じだけの労力が必要な気がする。多少、戦略(2)の方が時間がかかるかな。しかし、戦略(1)にすると、レフリーに反抗したという理由でリジェクトされるかも。このコストは非常に大きい気がしてきた。どんなにベネフィットが大きくても、×0したら0になってしまう。で、今日は、レフリーが示唆したモデル構造やパラメーターセットで再計算を試みた。実は、それは、以前に自分が使っていたモデルにほとんど等しいことに気が付いたのだ。前のレフリーに気に入られなかったために、それを今のモデルに変更していたわけで。再計算の労力が大幅に減らすことができそうだ。本来なら、方法論としてどちらのモデルが妥当かを検討すべきかもしれないが、どちらのモデルが良いかは自分には正直分からない。特に、プランクトン系では、モデル構造もパラメーターセットも色々あるし、同じ現象を記述するにしても、可能なモデルは一つとは限らない。気分的には、散々リジェクトされた以前のモデルに戻されるのが納得できないところ。一段落したら、この辺をもう少し整理して、別の論文を書いても良いかもしれない(いつになるのだろう)。


Kさんから別の休眠卵論文の原稿が届く。来週中には目を通します。