学会発表

18日、生態学会(盛岡)でポスター発表をします(タイトルは変えました)。
餌利用のサイズ依存性は時間変動する


数理モデルではありません。生物(魚)標本の同位体データに基づく実証研究です。結論はタイトルそのままです。本研究は、この現象に関する初めての報告になります。そのメカニズムは現時点では特定できていませんが、幾つかの仮説を提示します(その検証は今後の課題です)。この現象は変動環境下では頻繁に見られるものだと思います。その場合、モデルで気になることは、従来のサイズ構造モデルにおける基本的な仮定(サイズ依存の固定パラメーター)が成立しなくなるわけで、その結果ダイナミクスの予測も当然変わるわけで、どうなるんでしょうか。理論でやろうと考えていることは、この現象のメカニズムを理論的に説明する(要因を特定する)ことと、それを組み込んだときの食物網ダイナミクスを記述すること。


自分のポリシーは、ポスター発表では、読んでもらって理解してもらえなければ説明し、質問があれば答える、というもの。来てすぐに「説明しましょうか」と言うのは、せっかく分かりやすく(したつもりで)ポスターを作ったのに意味がない。だから、他の人のポスターも自分で読んで理解するようにする。「説明しましょうか」と言われても、「分からなければ聞きます」と答える。


UさんとDさんより、東北大でのWoodStocihワークショップに選ばれたとの報告。勉強しなければ。