夏の課題

週末に休眠卵論文が某O誌にリジェクトされた。最初に出した某E誌と同じエディターで同じ理由。もう一人のレフリーはとても好意的なのに。理由は納得いかないが、Yさんには「そんなことはしょっちゅう。根気よく出し続けよう」と慰められ。離れているからだろうか、その言葉は本当にありがたく、日本にいた時ならリジェクトされたら2、3日ふてくされていたが、今はすぐに書き直そうという気持ちでいる。というか、やるべき仕事が山積している。


MさんからIGP論文に対するコメントを一部いただく。それは実は、Mさんに送った後に自分でも気づいた点で。主に多種系と適応の2つのラインでやられている問題なのだが、イントロで両方を説明しているために、自分のオリジナリティがクリアでないのだ。イントロでは適応に絞って分かりやすく説明をして、ディスカッションで多種系の説明や両者の統合を議論しようと思う。


最近のもう一つの仕事(というほどの貢献をしてはないないが)。以前にも書いたが、Zの研究テーマに関して、Yさんとモデルの仕事が始まった。が、Yさんのモデルの仮定と予測が、Zが期待する現実的な仮定とデータに合わないので、その橋渡しをしている。主に、Yさんの計算を解釈して、どのようなモデリングが妥当かZに説明している。最近は、二人のメールのやり取りがCCで来て、直接コメントするようになってきた。自分の仕事もあるので大変なのだが、実は楽しい。Yさんに計算してもらって、Zが既に原稿を書き始めていているのだから、まるでブレインの気分。


来週はIBM輪読の発表もある(これはモチベーションが出ない)。そんなこんなで、数日前に再開したはずの同位体論文もまたお預け。申し訳ないです(>Oさん)。