二日目

魚のセクションで発表。英語のプレゼンは練習をしすぎると、つい早口になってしまうのは毎回の反省。そして、余った時間にアドリブをいれて失敗するというパタン。


発表内容は陸水というより生態学だけど、できるだけわかりやすくした。そのおかげで質問も多かったし、答えられたので合格点。今回参加したのは東アジアの陸水会議。お互いネイティブじゃないからやりやすい。


プレゼンで理解してもらえるようにいつも心がけているのは、できるだけストーリーをシンプルにして、何がポイントで、何が分かったのか、何が課題なのかを伝えること(できているかどうかは別として)。学部生やまだそんなに研究をしていない院生でも理解できる程度までレベルを落とす。論文を書くときは、もちろんそんなことはしないけど、プレゼンでは話の要点だけを理解するのに十分な程度にしか情報を提示しない。だから、多くの人が材料や方法を詳細に説明しているけれど、多くの場合、自分にとっては不要な情報。自分の発表は、似たようなことをしている人には、物足りない・浅いと感じる内容かもしれない。けれど、そうでないと大部分の人は興味すら持ってくれないのではないかと心配もしてしまう。特に、陸水や生態や数理など、ジャンルの異なる人を相手にする場合には。でも、トークのテクニックの問題もあるかもしれない。発表後にたまに、面白かったと言ってくれる人もいて、そういう人には、発表では話さなかったけれど本当はまだ面白いことがあるんだよと伝えたくなる。サイエンスコミュニケーターに近い感覚かもしれない。


会議終了後、上田駅からローカル線に乗って、別所温泉へ。小さい温泉街だけれど、古くて趣のある史跡もあり、まだそれなりにお客さんの多い場所でした。上田は、この夏に公開されたサマーウォーズという映画の舞台だそうです。