夜のフィールドワーク
放置していた幾つかの事務作業を消化。ついでに休眠卵論文の改定稿を投稿。
台湾に来ているというH氏に連絡を取り夕食。ついでに夜のフィールドワークへ同行させてもらう(こういう機会は大事にしたい)。夕食だけのはずのMさんも半ば強制的に参加。メンバーは東北大のCさん、京大のKくん(いちおう研究室の後輩)、台大のWさん。彼らは車で1週間かけて台湾を一周しながらサンプリングをしていたらしい。全員カタツムリをやっている。
サンプリング場所は烏来の奥のほう。山の中をライトをもって散策しながら、目当てのカタツムリを探す。各自目的が違うらしく、Cさんは小さくて白いのを見つけて喜んでおられた。H氏はもう少し大きめのものを探しているらしい(蛇が食べるやつ)。ここには他にも種類がいて、自分は区別できないから、カタツムリを見つけたらとりあえずKくんに報告することにした(たぶん、つまらないものばかり見つけて邪魔していたかもしれない)。
カタツムリはデトリボアが多いらしく、落ち葉の上などでよく見かけた。それと、炭酸カルシウム(?)が好きらしく、コンクリートの上にも。でも、ある場所では緑の葉っぱの上に多かったので、「なんで?」って聞いたら、H氏は「風向きとか湿度とかわずかな環境の違いがあるのかも」とかなんとかおっしゃる。H氏の声と口調は「となりのトトロ」にでてくるお父さんの声に似ている。
確か、Cさんがテンションを上げたカタツムリ。
これは大きくてよく見るのだけど、みなさんには必要とされていないっぽい。
Cさんは「えぐーい」とはしゃいでおられたが、その感性は理解できず。
種の区別もつかないですが、自分にはむしろ美しいように感じます。
巨大アフリカマイマイの殻も発見。
一週間の調査で疲れていると言っていたけど、目的地について車から降ると、みなさんテンションが上がっているように見え、さすがナチュラリスト(カタツムリスト?)という印象。自分は3時間ほどでもクタクタになり、0時近いということもあって、車の窓ガラスに頭をぶつけながら帰りました。