ラボセミナー

院生の進捗状況。ズースキャンというマシンを使って、プランクトンの素早い同定と定量化を可能にするためのシステム作り。プランクトンの詳細な野外データを取るのは非常に困難で、どの種が何匹いるのかを人間の目でやるのは、容易に想像できるほどのハードワーク。そこで、種の形態をコンピューターに学習させて、自動的にカウントさせたい、と考える人たちがいる。でも、種の分布は場所によって異なる。あるサイトでの構築した学習データが他のサイトで使えるとも限らない。そこで、同定精度をサイト間でペアワイズ比較することで、労力をかけてサイト特異的なデータセットを作るより、ユニバーサルセットを作ったほうが効率よく平均的な精度を上げられるかも、とかそんな話。サンプリングの空間スケールをどう決定したのか気になるところ。複数サイトを設定しても、海域を越えれば、また同じ問題になるのでは。