読書と

来週は輪読の担当なので読む。IBMのテキストなのだが、担当章はモデリングの概念的な方法論や目的について。内容は、IBMに限ったことではなく、古典的な解析モデルや実験にも当てはまるメッセージは多い。
特にグッときたのがこのフレーズ、“A model is purposeful representation”。時々、実証研究者から「この系のモデルをやって」とか言われて、「いいですよ。で、問題は?」と聞くと、黙ってしまう場合が多い。どうやら、こういう場合、その人はモデルをマトリックスの映画のように現実の再現だと勘違いしているようだ(でも、ある先生はその辺も自分で補足してモデルを作ってしまうという噂も聞く)。で、著者はこうも言ってる、"A modei is simplified representation of a real system"。