論文改訂と

繁殖調整論文、改訂。レフリーコメントを読む。エディターも言うように、大きな問題点は安定性の定義(local stability、feasibility、variability)。あとはいくつかマイナーコメント。その中で、「Resultsが記述的すぎる、読者の理解を促すためにResultsで解釈を加えよ」というのがある。前回の改定では別のレフリーには「Resultsでは議論をするな」と言われていた。どっちなのさ。


実験論文を書いたとき、共著者の先生に「Resultsでは得られたデータを淡々と書くように」と直された。そのときは、他の論文を読んでもそういうふうに書いてあるのだから、その通りだと思った。でも、そのような書き方になんか違和感があって、実際に書いてても苦労した。よくよく考えてみると、多くの理論論文ではResultsに多少の議論を加えることがあるように思う。実験データの場合、それを使ってどう議論するかは解釈(主観)の問題があるのかもしれないけど、理論データでは多くの場合、メカニズムがクリアなので「この結果は○○が原因である」と言ってもいいのかもしれない。実証論文を書くためのきっちりしたルールを持っている人ほど、理論論文のResultsは余計なものがはいっていると、感じるのだろうか。バランス感覚が必要だ(多分) 。


ジョグ、8㌔。